中学生目線難易度 | 高校生目線難易度 | 難易度 | 標準学習時間 | 実際勉強時間 | おすすめ度 |
難(下) | 普通(上) | 普通 | 100時間 | 25時間 | ☆☆☆ |
標準学習時間は英検3級取得後の時間です。
英語力の現状
2023年5月17日の文部科学省の発表によると、2022年度の高校中級程度のレベルとされる英検準2級相当の英語力を持つ高校3年生の割合が48.7%だったそうです。
残念ながら、政府は50%を目指していた様ですが、届かなかった様です。
しかし、2024年5月9日に文部科学省から「令和5年度 英語教育実施状況調査」の発表がありました。
それによると、英検準2級相当の英語力を持つ高校3年生の割合は50.6%で、高校生の英語力は着実に向上していると評価されています。
2025年6月24日に発表された「令和6年度 英語教育実施状況調査」によると、英検準2級相当の英語力を持つ高校3年生の割合は51.6%となっており、令和5年度の調査よりも1.0%上昇しております。
50%と言う数字は超えていますが、令和5年度~令和9年度の目標は、英検準2級相当の英語力を持つ高校3年生の割合が60%以上、英検2級相当の英語力を持つ高校3年生が30%以上と引き上げています。
一方で、英検2級相当の英語力を持つ高校3年生の割合が令和4年度は21.2%だったのに対し令和5年度は19.8%に下がりましたが、令和6年度は令和4年度と同じ21.2%に持ち直した状況です。
したがって、高校生の英語力はあまり上昇してはいないようです。
実際に、英検準2級程度以上のスコアを取得していたのは令和4年度は30.2%、令和5年度は32.0%、令和6年度は31.8%で、学校での成績等を参考にして教員が英検準2級程度の学力があると判断した人が令和4年度は18.4%、令和5年度は18.6%、令和6年度は19.8%いた様です。
よって、実際に資格を取得して英検準2級程度の英語の実力を証明する事ができる高校生は、0.2%減少している事になります。
また、実際に英検2級程度以上のスコアを取得していたのは令和4年度は12.4%、令和5年度は13.7%、令和6年度は14.6%で、学校での成績等を参考に教員が英検2級程度の学力があると判断した人が令和4年度は8.8%、令和5年度は6.2%、令和6年度は6.6%いた様です。
したがって、英検2級程度以上の実力を資格試験の合格で証明できる高校生は、英検準2級の場合とは異なり0.9%も増えている事になります。
一般的には、英検準2級に合格する学力があれば皆、受験して合格すると思いますので、実際に英検準2級に合格できる高校3年生は、30%程度だと思います。
同様に、高校3年生で英検2級に合格できる高校3年生は、13~15%程度と言った所ではないでしょうか。
試験日
個人受験の場合
第1回 | 第2回 | 第3回 | |
一次試験 | 5月下旬~6月中旬 | 9月下旬~10月中旬 | 1月中旬~2月上旬 |
二次試験 | 7月上旬~7月中旬 | 11月上旬~11月下旬 | 2月中旬~3月上旬 |
2025年度(個人受験)試験日
第1回 | 第2回 | 第3回 | |
一次試験 | 2025年6月1日(日) | 2025年10月5日(日) | 2026年1月25日(日) |
二次試験 | A日程:7月6日(日) B日程:7月13日(日) | A日程:11月9日(日) B日程:11月16日(日) | A日程:3月1日(日) B日程:3月8日(日) |
B日程:満20歳以下(2003年4月2日以降生まれ)の受験者
試験日については、こちらから英検WEBサイトに移動して必ずご確認ください。
出願期間
個人受験の場合
第1回 | 第2回 | 第3回 |
4月上旬~5月上旬 | 8月上旬~9月上旬 | 11月上旬~12月上旬 |
2025年度(個人受験)受付期間
第1回 | 第2回 | 第3回 |
2025年 3月24日(月)~5月7日(水) | 2025年 7月1日(火)~9月8日(月) | 2026年 10月31日(金)~12月15日(月) |
受付期間については、こちらから英検WEBサイトに移動して必ずご確認ください。
出願方法
インターネット申込
書店申込
年間実施回数
個人受験:年3回実施
受験料
準2級:8,500円
受験資格
なし
試験会場
申込時に選択します。
個人的な感想を言うと、私の場合、英検1級ですが、ここ何年か、私立高校で行われる事が多い気がします。
私立高校が試験会場の場合には、上履きが必要となる事がほとんどなので、上履きを絶対に忘れないようにしましょう。
上履きを忘れるとトイレに行く時に悲惨な思いをしてしまいます。
以前は、私立高校よりも、大学で行われる事が多かったです。
試験方式
マークシート方式
記述式
試験時間
一次試験
筆記試験:75分
リスニング試験:約25分
二次試験
面接試験:6分
出題形式
●四肢択一式
筆記試験
リスニング試験
●記述式試験
ライティング試験
●面接試験
出題数
筆記試験:37問
記述式:1問
リスニング試験:30問
出題範囲
試験レベル
高校中級程度
出題分野
二次試験でスピーキングテストがあります。英語で自分の考えを伝える必要があります。
筆記試験の題材は、海外の文化などに加わえて、教育や科学などを題材とした、長文穴埋め問題が加わります。
高校卒業段階の英語力の達成目標:英検準2級~2級(文部科学省)
合格率
英検準2級:35%前後
年収
参考までに「高等学校教員」の年収を掲載しておきます。
ここをクリックすると、jobtag(厚生労働省 職業情報提供サイト)の「高等学校教員」のページに移動します。
※jobtag利用規約第7条を根拠にリンクを設定しています。
就業者数 | 257,460人 |
労働時間 | 171時間 |
賃金(年収) | 677.5万円 |
平均年齢 | 43.5歳 |
求人賃金(月額) | 24万円 |
有効求人倍率 | 0.73 |
この表はjobtag利用規約第8条1項を根拠に数値を引用して作成しました。